タバコ

今日、帰りの電車で火のついたタバコを持ったまま乗車してきたオッサンがいた。確信犯ではなくウッカリだったようで、オッサンはすぐに降りて灰皿にタバコを捨てて、もう一度乗車した。タバコを持ってるのに気付かないオッサンも凄いが、オッサンをそこまで夢中にさせるタバコも凄い。

 

俺はタバコは吸わない。昔は吸ってたけど。俺、喘息だから基本的にタバコ、ダメなんだよね。ある日、喘息の発作が出て辛抱たまらなくなったので、病院に行ったら、医者が「このまま、タバコ吸ってると死ぬよ」とビックリするくらいフランクに死亡宣告を出したので禁煙を決意した。禁煙といっても、もともと俺がタバコを吸うのは居酒屋と雀荘と大学に限られていたので、まったく苦もなくやめられた。最後に吸ったのは成人式の日だ。つまり10ヶ月前だ。それから、特に吸いたいと思ったことはないので、このまま一生、吸うことはないだろう。タバコ吸うくらいなら他のモン吸いたいねぇ〜。ただ、困っているのが残ったタバコの処分である。
タバコ俺は常にタバコを持ち歩くのではなく、そのつど新たに買っていたので、中身が残っているタバコがこんなに残っている。

 

ちなみによく吸っていたのは「ラッキーストライク」の「ウルトラライト」だ。別にポイッと捨てればいいんだけど、俺は「もったいないお化け」の上に「捨てられない男」だから何かに使えるんじゃないかなと思って捨てられないんだよねぇ。靴の箱とかも意味なく、とっておくタイプ。まぁ、結局は捨てることになるんだろうけど、そこに辿り着くまでが大変な決心を要するな。きっと、捨てる時には娘を嫁に送り出す父親の気持ちになると思う。出来ることなら笑って送り出してやりたいものだ。