クリマンという名のそれは

守谷くりまん中休みをいただいていた、守谷製パンシリーズ(?)、第四弾はクリマンです。そう、なぜかメニューにカタカナでクリマンと書いてあるんです。パン屋さんに栗饅頭があるのも楽しいですが、この表記もなんだか可笑しい。しかも、手書きのメニューを見ると「ワリマン」って見えるんですよ。

さて、このワリマ…いえ、クリマン、和菓子屋さんにあるいわゆる栗饅頭というやつです。と、思ったのですが、食べてみると栗の痕跡がまったくないんです。中身はしっとりとした白あんで、そこに栗が丸ごともしくは刻んだ状態で入っているものと思っていたのですが……ない! 見当たらない! 栗の味もしない。も、もしやこれは……。栗饅頭ではなくて、栗饅頭スタイルのクリマンという名前のパンなんでしょうか!?
真相はわからないのでおいといて、このクリマン、とってもおいしいです。和菓子屋さんの栗饅頭よりも皮がしっとり(ぺっとり?)していて、中身も白あんなのにちょっと洋風な感じで、四国の銘菓の母恵夢(ポエム)に近いです。長いあいだ口にしていなかった母恵夢を食べたいと思っていた私は、思いがけず嬉しかったです。白いんげんのあんこに牛乳が入ってるのかもしれません。白いあんこなんですが、黄身あんのようなまろやかな味がしました。
牛乳とも合うと思いますが、私はブラックコーヒーでいただきました。パン屋さんのクリマンは和菓子というより洋菓子っぽいお味で、小さいけれどずっしりと重たく、栗はひとかけらの入っていませんでした。以上、クリマンリポートでした。