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俺は怒ってる!いや、大いに憤っている。

みんながどう思ってるのか知りたい。昨日の夜から朝6時まで、俺は某大手パン工場バイトに行った。俺は食品系のバイトをするのは初めてだった。友達で食品系のバイトをした連中はみんな一様にこう言う。「あそこの(自分のバイトしてた店、企業)の食い物は絶対に喰わない」と。

そして、俺もその例に漏れずそう思った。誰でも知ってる大手である。俺の保身のために実名は挙げないがみんな知ってるはずである。ヒドかった。あんまり、内容を書くと訴えられたりしそうなので書きません。

 

保身です。でも、俺はそこのパンを買うことは二度とないでしょう。ちなみに俺はひたすらピザまんに熱々に熱したコテで『ピザ』という焼き印を押しまくりました。だいたい、3000個くらいに押したと思う。もう、一日で一生分の『ピザ』という文字を見た気がする。今まで人に『ダメ人間』の烙印を押し続けられた男がピザまんに『ピザ』の焼き印を押し続けたのだ。たまに『ピザ』の文字が真ん中からズレると社員のジジィが「こんなの商品にならねぇよ」と言ってゴミ箱に投げ捨てます。とても食品を扱う仕事に就く人間のすることとは思えませんでした。

俺は、そんな少し焼き印がズレたものより、この会社の作業工程から作られるモノの方が商品にならねぇだろと思った。いや、しちゃいけないのだ。バイトが終わりに近づきゴミを整理することになった。

 

ゴミというのは焼き印のズレたピザまんや形がちょっと歪んだ肉まんなどである。俺は肉まんをだいたい500個くらい捨てた。まだ、当然食べられる、ただ形が悪いだけの食べ物を。もの凄い抵抗があった。社員の人は何も考えずにポイポイ捨てていた。少なくとも俺には何も考えていないように見えた。今日、俺の目の前で捨てられた食べ物だけで恐らく、新潟の被災者たちが10日は確実に三食喰える。そういうこと考えてると凄く疲れたし、苦痛だった。わからないけど、食品の会社にいるからこそ、そういうことに鈍感になってしまうのだろうか。

夏目漱石だったら俺のこんな考えを『アンコンシャス・ヒポクリット』と言うのだろうか。今日の夜、俺はまた食べられる食べ物をゴミとして捨てる。何も考えないようことにしようか。