バカ二携帯電話ヲ持タセルコトヲ禁ズ

今更ながら電車内でのケータイについて。世間でアレだけ言われている上に電車内でも盛んに通話を控えるように放送しているにもかかわらず、いまだに平気な顔してケータイをかけている奴がいるから、俺は閉口してしまう。

 

大学の講義で4月、5月に車内でケータイで通話する人のパターンとして、地方から都心へ来たばかりの人が多いというのを聞いた。これは地方にいた頃に人の大して乗っていない電車などに乗っていて大きな声で話していても、誰にも迷惑をかけないし、注意もされないという習慣が人の込み合う都心に来ても抜けないでケータイで通話してしまうということによるらしい。ただし、これは新たな環境にその人が慣れれば自然に改善されると思う。問題なのは11月になった今でも普通にケータイで通話している奴がいることだ。このことはどうやって説明出来るのか?「これを考え説明せよ」という問題が大学の試験のボーナス問題みたいな感じで出たことがあった。俺は考えに考えた挙句、『バカの考えることに理由は無い。バカだからだ。』という答えを書いた。論文形式だったのでもうちょっと肉付けはしたが、頭も結論もこの答えでまとめた。

 

返却された解答用紙には◎がついていた。話のわかる教授もいるものだ。感心したのを覚えている。俺はしっかり考えた上でこの解答を出したわけだし。きっと中学校の試験とかでこんな答えを書いたらバツにされるのだろう。やはり、電車の中でケータイで通話している連中はパッと見で頭がよろしくないんだろうなぁと分かる顔をしている。あれだけ止めろと言われている迷惑行為を迷惑と感じないで続けるのも凄いが、俺からしたら自分の頭の悪い会話が周りの人に聞かれて、さらに煙たがられてるのに気付かない方がもっと凄い。これは電車車内の音楽シャカシャカ野郎にも共通して言えることだ。周りの人に自分がどんなセンスをしているのか丸わかりだ。そこまで自分のセンスに自信があるのか?俺なんかいつも自分自身でも聴こえるか聴こえないかという音量で聴いてるのに。あそこまで突き抜けると人生に何一つ悩みがなさそうというか、考える力がなさそうというのか逆に羨ましくもある。ウソ。ホントは前蹴り喰らわしてやりたい。

 

まぁ、みんな、そこまでは思わないかもしれないが少なからず不快でしょ?俺が王様だったら、憲法に『バカニ携帯電話ヲ持タセルコトヲ禁ズ』と掲げ、ケータイ所有希望者にはごく簡単な一般常識試験を課す。不合格者にはケータイは持たせない。もちろん替え玉受験も禁止。試験は年一回。普通の一般的な中学生なら楽に合格できるレベルにする。あとちょっとで合格だった奴にはポケベル所持の許可を出そう。それ以外の不合格者には紙コップと糸を投げつけてやろう。「来年の試験までこれを使いなさい」と言って。