自虐的ハゲ

ハゲた人ってよくいます。正直、こっちからすると、よっぽど変なバーコードとかじゃない限りハゲているからって別に気になりません。でも、こっちの思ってる以上に相手が自分のハゲにコンプレックスを持ってることってよくあります。こっちが気にしてないから別段、ハゲ話をしないのを「自分に気を使ってハゲ話をしないんじゃないか?」と思う人が結構、多い気がします。そういう、ちょっと考えすぎな人に限って自分のハゲを自虐的なネタとして使います。その代表が前・横浜ベイスターズ監督の山下氏です。最初は陽気で確かに微笑ましかったのです。しかし、それもつかの間で次第に強がっている山下氏がいとおしくなり、悲しくなり、今では山下氏の語る自虐ギャグのすべてにサウダージを感じずにはいられません。そんな山下氏が先日、楽天Gイーグルスのヘッドコーチに就任しました。帽子をとり、「まさにヘッドコーチです」、「チームを明るく照らしていきたいです」などの自虐ネタを爆発させていた。俺は「ハゲワシ軍団じゃなくてイヌワシ軍団です」という捨て身技を使うかと思っていたが、それは言わなかった。もしも、それを山下氏が口にしていたら、俺は何も言わず、山下氏の肩をそっと抱いてやるしかなかった。山下氏が泣いていたら、こう言ってやろう。「俺にだけは強がらなくていいから」と…
何でこんな、自虐ハゲ話を書いたかと言うと、今日の授業で30代の若ハゲの先生がニュージーランドの勉強で羊が毛を刈られるビデオを見てる時に「俺みたいに毛がなくなっちゃいます…」や「毛がないと本当に寒いんだよ」などの自虐ネタを哀しい笑顔で話していたのを目にしたからだ。当然、俺たちは笑わない。みんな、顔を見合わせて苦笑いをするだけだ。自虐ギャグを言って得する人は誰もいないのだ。言った人も聞いた人も悲しくなる。ノーモア自虐ギャグ。ノーモア自虐ギャグ。俺は心の中で二回だけ繰り返して、窓の外へ視線を移した。

クリマンという名のそれは

守谷くりまん中休みをいただいていた、守谷製パンシリーズ(?)、第四弾はクリマンです。そう、なぜかメニューにカタカナでクリマンと書いてあるんです。パン屋さんに栗饅頭があるのも楽しいですが、この表記もなんだか可笑しい。しかも、手書きのメニューを見ると「ワリマン」って見えるんですよ。

さて、このワリマ…いえ、クリマン、和菓子屋さんにあるいわゆる栗饅頭というやつです。と、思ったのですが、食べてみると栗の痕跡がまったくないんです。中身はしっとりとした白あんで、そこに栗が丸ごともしくは刻んだ状態で入っているものと思っていたのですが……ない! 見当たらない! 栗の味もしない。も、もしやこれは……。栗饅頭ではなくて、栗饅頭スタイルのクリマンという名前のパンなんでしょうか!?
真相はわからないのでおいといて、このクリマン、とってもおいしいです。和菓子屋さんの栗饅頭よりも皮がしっとり(ぺっとり?)していて、中身も白あんなのにちょっと洋風な感じで、四国の銘菓の母恵夢(ポエム)に近いです。長いあいだ口にしていなかった母恵夢を食べたいと思っていた私は、思いがけず嬉しかったです。白いんげんのあんこに牛乳が入ってるのかもしれません。白いあんこなんですが、黄身あんのようなまろやかな味がしました。
牛乳とも合うと思いますが、私はブラックコーヒーでいただきました。パン屋さんのクリマンは和菓子というより洋菓子っぽいお味で、小さいけれどずっしりと重たく、栗はひとかけらの入っていませんでした。以上、クリマンリポートでした。

司会者と信用と○○○ 

メガネっ娘あらわる
今日は授業がないので昼に起床。朝飯と昼飯を兼ねてカステラを喰った。当然、下にくっついてる紙も食べた。もはや、気にならない。あれもカステラの一部だと思うようにしてるから。紙っぽいカステラと思えばいいんだよ。
今日、まずは教習所に行った。普通車の申し込みだ。今頃になってようやく車の免許に挑む。二輪の免許があるので割引され、それに加えて卒業生割引もされた。合計で20万円。高いなぁ〜。資金はおかぁさん銀行からの融資だ。あそこは貸し渋りで有名だから苦労した。今度は貸し剥がしにあわないように気をつけよう。この教習所については俺の記憶が確かなら、椎名誠の『さらば国分寺書店のオババ』に書かれていたと思う。二輪はそんなことなかったが、ここの車の教官は態度が横柄だというのは俺の友達の意見にも共通しているので怖い。早いとこ卒業しよう。
教習所に行ったあとに家の近くのメガネ屋へ。カッチョイイメガネを物色。今のメガネはdjhondaだ。新たなメガネを求め、手にとってはかけ、手にとってはかけを繰り返す。しかし、似合うのが一つもない。品揃えの悪いメガネ屋だ。決して俺の顔のせいではない。それだけは言ってはいけない。店員がシンプルなのと未来人メガネの二つを勧めてきたので、迷ったが今のメガネがシンプルなのだし、未来人になることに決定。『MASAKI MATSUSHIMA』というブランドらしい。レンズは平面のやつにして指紋のつかない加工をしてもらうことに。フレームが24000円でレンズが12000円だってさ。ぼったくられたなぁ。36000円あったら何が出来るよ?馬券が36000円買えるじゃないか!メガネって高いのね。来週の火曜にメガネが出来上がるようなので、アタイ、火曜には生まれ変わったメガネっ娘になります。

小平市グレイト・ジャーニー

水曜は捨てた授業しかないので休み。何をするでもなくボーっとしてた。友達から来るメールは競馬の話や明日、学校に来るか?などダメ人間特有のものだけだ。仕方がないので家の周りを散歩することにした。普段、行かない細い路地などを選んで歩くことにした。

 

昔は農業用水として使っていたのだろうが、今はどうなんだろう。路地をグルグル回ってから青梅街道を東に向かうことにした。最近、出来たばかりのリサイクルショップがあった。入り口付近に高いギターばっかり並んでいるので、ずっと楽器屋だと思ってた。覗いてみるとドアに張り紙があった。

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コーラと田臥と骨折と私


矢田亜希子ってコーラが好きなのかぁ。へぇ〜。今まで別に好きでも嫌いでもなかったけどちょっとだけ好きになっちゃった。なんせ俺はコーラ長者、コーラ様、コーク氏、シュワシュワ馬鹿などの称号を持ってるからね。人の好き嫌いなんてホントちょっとしたことで決まるねぇ。二週間くらい前に山田優が夢に出てきてから山田優もちょっとだけ好きになった。まぁ、淫夢ですから。
今日、田臥がデビューしたらしいね。俺はスポーツ、特に球技においてはかなり幅広くハンドボールとかまでカバーしてると思うんだけど、バスケは苦手だね。例えば、一番強いチームを尋ねられたら自信なくレイカースかシャンソンジャパンエナジー(名前変わった?)かいすゞ(もう無い?)をあげると思う。いい選手と問われれば、マイケルかな。高橋マイケルね。ジョーダンじゃないよ。田臥の入ったサンズってランディー・ジョンソンがキャンプ前に練習に参加してるチームでしょ?いすゞより強いの?バスケで思い出したけど、『スラムダンク』の作者の井上雄彦、俺の友達の姉の友達と付き合ってたよ。11,2年前に。湘北の校舎もウチの近くの高校をモデルにしたそうな。とにかくバスケは苦手。デカイ男たちがあんな狭いコートに10人もいるのが不気味。俺は田臥よりは全然デカイが、それでも俺がNBAに入ったら小柄でしょ。恐い。
ゴルフで優勝した人が胴上げして池に落とすセレモニーで池に落ちた時に肋骨骨折したらしいね。はしゃぎ過ぎたり、悪乗りして怪我したり死にそうになることよくあるよね。何年か前に野球で優勝したチームの選手がビールかけで割れたビール瓶の破片で手首かなんか切って大怪我したよね。俺も小学校の頃は鬼ごっこで鬼になりたくない一心で団地の三階から落ちたり、ロケット花火を木造の家に向かって打ち込んだら、突き刺さって放火しかけたり、ヤクザの家と知らずにヤクザの家の窓に水風船を叩きつけたりして死にそうになったり、殺しそうになったり、殺されそうになったりしたもんだ。それが子供。そういう階段を一段ずつ昇って大人になるんだよね。あれ?でも、骨折したゴルファー29歳でもう大人だ。なんだ、ただの馬鹿か。

成人式と大学と私


成人、聖人、星人、性人。俺は性人になりたい。

成人式だったんですね。なんでも今年は例年に比べて荒れる新成人が少なかったようだ。
相変わらず一部の地方都市では例年通りの乱痴気騒ぎがあったようだ。

最近では怒りや憤り、呆れなどを通り越してアレを見るのが楽しみでもある。

道を占拠したり、路上で酒をかっ喰らうなどのアウトローぶりを発揮している一方で、成人式という世間が決めた慣習には何の疑問もなく、張り切って紋付袴なんか着ちゃったりして参加してるところが青くてイイ。

今日、テレビで一番笑ったのは、どっかの成人式で会場の飾り付けであった大量の風船を袴を着た地元のならず者が成人式でテンション上がりきってひたすら割り続けるというもの。

俺はテンションが上がって風船を割るのは4歳児と犬くらいかと思っていたので笑いがこみ上げてしまった。

成人式といえば俺も去年、参加したんだなぁ。
まぁ、多摩地区とはいえ東京なので仕事や大学の関係で地元を出てる人も数えるくらいしかいないので、みんな普段から顔を合わすから何か新鮮味とかイベント性はなかったなぁ。

それでも男はみんなすぐ分かるけど、女は分からないね。皆、首に白いヘンなフワフワをつけているからに違いない。

会場が開くまで外で駄話をしているとおめかしした女が声をかけてくるので、俺は「誘惑される!」と思うのだが、みんな例に漏れず小学校や中学校の同級生であった。

しかし、俺は相手が誰だかはよく分からない。相手もそのことに気付くので、俺は久しぶりに会う名前や顔を思い出せない人にいつも使う「あぁ、割と小柄だったよね?背伸びた?」という言葉をかけるのだ。

小学生の頃に比べると誰だって背が伸びてるので、これでやり過ごせる。

しかし、成人式で俺の性春のあの娘やあの娘にはお目にかからなかったなぁ。会ったら会ったで嫌だけど。

それにしても成人式って何か記念品が貰えるって聞いてたんだけど、俺の市では何にももらえなかったぞ。納得いかないなぁ。米1俵くらいくれてもいいもんだけどな。晴れ着で米俵担ぐ新成人なんて風流じゃないか。

その夜は国分寺で飲み明かした。男だけという女日照りだったので何人かに電話して誘ったのだが俺はフラれた。「このエロ女め〜!!裏切り者〜!!」何を裏切ったのか知らないが、電話を切る時には必ずこの捨て台詞を吐きかけてやった。

結局、男10数人で居酒屋を何件か回ってカラオケに行ったりしてモテない朝日を浴びた。集団の中には中学時代、全く話したこともない人もいたが、その場で普通に喋れる自分に対して「大人になったものだ」と感慨深かった。

思い返せばつまらないと思ってた成人式だけど意外と自分では楽しんでいたのかもしれない。
そうそう、俺は去年の成人式から禁煙を初めて、それ以降、一本しか吸ってない。一本吸ってしまったのが悔やまれる。

最後に新成人の皆様、おめでとうございます。

 

明日から大学が再開される。嫌だ〜。死にたい。先ほど友達から届いたメールによると明日、試験があるらしい。初耳だ。もう、捨てた。通年で4単位の科目だったけど、諦めた。サラバ『地球環境科学』
来年も履修します。

また、満員電車で通うのを考えるだけで鬱だわ。ブランクあると一層応えるんだよね。気合入れて電車に乗らなきゃ。頑張ろう。

軟弱尻と惰眠とゼロハリと私

朝起きてトイレに行って、便座に腰を下ろしたときに思った。便座ヒーターってふざけていると。ウチの便座には便座ヒーターなる文明の利器が設置されている。依然住んでいた家ではついてなかったのだが。今の家は便座がO字で便座カバーがつけられないために便座ヒーターがついているのだろうか?そもそもO字の便座カバーがあるのかないのかも、よく分からないが。

便座ヒーターはそれこそ、冬の寒い日に便座がヒンヤリして尻が悲鳴を上げるのを防ぐためにあるものだと考察する。ただ、それだけのために開発されたものである、便座ヒーターとは!なんて、ふざけたアイテムなんだ。尻をヒヤッとさせないことしか活躍の場がないのだ。哀れ、便座ヒーター。あぁ、無情。レ・ミゼラブル

 

そもそも、俺がふざけていると思うのが便座ヒーターを求める軟弱尻たちである。そんな一瞬のヒンヤリも我慢できんのか!?そんなことでは戦場で生き抜いていけないぞ!だいたい、一番、熱いのにしたら尻にO字のヤケドするくらい熱い。あの熱さはどれくらい尻の皮の厚い人なら耐えられるのだろうか?俺は知らない。

考えて欲しい。便座ヒーターは電力で動いている。つまり、軟弱尻を暖めるために膨大なエネルギーを費やしているのである。お前の尻は地球に優しくないぞ。

 

便座を暖めるだけなら、豊臣秀吉でも出来るぞ。そんなに暖かい便座に座りたいなら、便座を常に懐に忍ばせて携帯しろ。好きな女の子がトイレに行く時に懐からホカホカの便座をスッと差し出したらモテるかもしれないなぁ。
他にも暖かい便座に座る方法はある。人が出たばかりのトイレに突入しろ。嫌な温もりが便座にあるはずだ。そんなのは嫌だ?否、それこそ人と人とのつながり、尻と尻とのコミュニケーションだ。現代社会に足りないものが見えてくるはずだ。

そんなことを考えながら、俺は便座ヒーターの目盛を2から1に下げた。消すことが出来なかったのが俺の尻が半人前な証拠だ。

 

——便座ヒーターは今もアナタの尻を静かに待っている。


今日、四限で教卓の真ん前の席にもかかわらず、睡魔に負けてしまった。寝たといっても多分、1分位だが、席のせいで先生にすぐに起こされた。その勢いで帰りの電車に乗り込んで、図書館で借りた『屍鬼』の文庫を座って読みながら寝入っていると、突然、右肩に激痛が走った。網棚の上から俺の向かいに立っていた人のゼロハリのアルミかなんかのカバンが落下してきたのだ。寝ていた俺は「オゥッ」と短い悲鳴を上げて目覚めた。さすが高級ビジネスカバン。俺にはダメージを与えたが、カバンにはダメージはない。俺にダメージを与えた張本人である正面に立ってた人は、こっちが引くくらいに慇懃に謝罪をしてきた。俺はモンゴルの草原のように広い心を持っているので笑って許す。そして、また深い眠りについた。

しかし、今になって思うと、あれは俺に対するテロだったのではないか?危ないところだった。危機は常にすぐ側まで迫っているのだ。そう学んだ。俺はまた一つ大人に近づいた。