IQと財政破綻と私

あぁ〜日付変わっちゃったよ。
夕方、Mライ君から電話が来て、Uノちゃんの家に遊びに行った。7時からテレ朝で放送されたIQを計る番組「テスト・ザ・ネイション」をみんなでやろうということだった。一応、参加してる感覚を高めるためにローソンで専用解答用紙をもらいスタンバイ。開始直前に高校の時の友達のFカセ君も合流。Fカセ君とは高校を卒業して以来の再会で2年半ぶりだった。俺、Mライ君、Uノちゃん、Fカセ君の四人で参加。要はテレビで放送される問題を解いていき、その正解数で自分のIQが分かるというもの。しかし、放送時間が3時間と長くいくら高得点をたたき出しても何も賞品もないという状況ではモチベーションを保つのが大変なんだねぇ。同じ長時間番組でTBSの「オールスター感謝祭」という番組にいつも友達と参加している。この番組は大体3万人くらい視聴者が参加し一位になると50万円もらえるのだ。過去に参加した感覚だと自分の脳なら一位になるのもそう難しくない。9月にあった時も4時間半の番組のうちラスト45分くらいまでは3万人中1位をキープしていた。ただ、この感謝祭の難しいのは視聴者はケータイで参加しているために電波が悪くなったり、参加中に電話やメールが来たりすることだ。しかも、3万人も参加しているためにサーバーが落ちたりする。結局、前回はラストの30分で電波が届かなくなったり、緊張でミスタッチしたりで最後の問題で15位に落ちてしまった。ただ、過去しっかり参加した3回は14位、25位、15位と安定してるので電波状況さえしっかりしてれば、一位を獲るのは難しくない。この番組は時間は長いが賞金がある分、モチベーションが続くのだ。さぁ、今回の場合、賞金はない。あるのは名誉だけ。一応、すべて参加したし後半はモチベーションが下がったがそれなりにベストは尽くした。だが、俺のIQは110だった。マークミスもあったのだが、正直、もうちょっとあると自惚れていた。言語、記憶、理論、数、知覚の項目があって平均を下回ったのは一つもなかったとはいえ、大いに不本意だ。まぁ、でもIQが高いからって頭がいいわけじゃないしね。逆も言えるんだけど。一番よかったのはMライ君でIQが130近くあった。UノちゃんとFカセ君は俺と同じだった。Uノちゃんとは項目の得点をグラフに表した形もほとんど同じだった。驚いたのは、Fカセ君で論理や数は平均を下回っていたのに言語や知覚が9割以上の得点を示していた。グラフの形が思いっきり偏っていた。これくらいキャラがあったほうがいいね。ちなみに俺とMライ君は同じ大学でUノちゃんはA学、Fカセ君は浪人である。Mライ君は東大生の平均よりIQが高かったので今の大学を辞めて東大に入り直すと鼻息を荒げていた。
番組が終わり、雑談していると俺のケータイにメールが着た。先日、入れてもらったMライ君の中学の友達の野球チームのキャプテンからだ。「ユニフォームできたのでお金払ってください。出来れば7日に」と。「25000円です。」の文字が小さなモニターに浮かび上がる。俺の財布には60円。換金してない馬券が8210円。8210+60=8270円。足りん!ピンチ。顔が白くなりかけた俺にMライ君が「薬飲む人体実験のバイトすれば」と一言。土曜日に勝負するか?とりあえず、新聞の広告を探し短期で即払いのアルバイト募集を探す。一個あった。火曜に募集が出たので、まだ募集してるか分からないが、今、履歴書書いてる。明日、朝電話してみる予定。

二人乗りと馬肉と私

二輪車二人乗り禁止という標識。俺は普通二輪の免許は持っているが、原付しか持ってないので、今は専ら後ろに乗るほうだ。馬券が当たるから、近いうちにPS250かFORZAを買いたい。

二人乗りと言えば、どこか青春のにおいがする。俺は自転車二人乗りした娘好きになっちゃう病という奇病に蝕まれている。今まで二人乗りした女の子に恋心を抱かなかったことはない。
とはいえ、考えてみれば二人乗りする娘は既に好きな子か、そうじゃなくてもイイと思ってる娘に限られるので、その結果も当然なのかもしれない。嫌いな女が後ろに乗ってこようとするところを想定すると、一度、離れて距離をとり、力の限りペダルを踏みしめ加速してその女に延髄斬りを喰らわせるしか、対処法が浮かばないのが悲しいところだ。

今日、菊花賞の枠順が発表された。また、キングカメハメハの故障も発表された。俺は馬肉を食べない。しかし、食べてしまったことが二度ある。悲しい事故だった。

オレオレ詐欺と天才プロファイラーと私

ニュースで新潟の地震に便乗したオレオレ詐欺が現れたというのを聞いた。オレオレ詐欺と言うと遠い外国の話だと思っていたが、先週、我が家にもその時代のビッグウェーブが到来した。朝の8時45分に電話が来た。その日はたまたま、っていうか例によって学校をサボっていたのでオレは家にいた。電話に出る。「はい、イケダですけど」、とても人当たりのいい声で応対。何か、相手側の後ろがザワザワしている。『カイジ』の観客ぐらいザワザワしてた。

 

すると、突然、電話から声が。「…(俺の名前)……(俺の名前)」、最初は俺の名前を吐息交じりで呼ぶので俺を狙うホモからの電話かと思ったのだが、すぐに今、巷で流行の最先端を行くという『オレオレ詐欺』なんだと気付いた。しかし、犯人が馬鹿なのは俺が電話に出てるのに俺の名前を語っていることだ。俺は朝早くから、ホモの誘惑に間違えられるような電話をかけてる奴の姿を想像して笑ってしまった。そのせいで、一分もたたないうちに電話を切られてしまった。悔しい。もっと、話を聞きたかった。面白いネタを逃したことを思い、シャツの袖を噛んだ。
そのことを高校の友達でやってる掲示板に書くと、どうやら皆にもかかってきた模様。高校の名簿が漏れたようだ。許せない!何が許せないって俺より先に名簿を金に変えた奴がいるってことだ。
友達の話を聞くと、皆ちゃんと面白を拾っている。どうもクラス順にかけてるようで、3組の俺は8時45分。7組のKダマ、Oカベ君、Uノちゃんらは10時台にかかってきてる。Kダマは家で寝てたら、かかってきて母親が出たそうな。今、家でグースカ眠っているKダマがいるにもかかわらず、「組長のベンツに当て逃げして、捕まえたから500万払え」と言ったそうだ。そんなナイスなネタはなかなか無いので羨ましい。Kダマにジェラシー。Oカベ君は寝てるところにかかってきたのでキレたら、詐欺師が逆ギレして「すし100人前送りつけてやる」といわれたそうな。漫画だ。まさに漫画の脅しの文句だ。こんなレアなセリフを聞けたOカベ君を妬んだ。Uノちゃんの母親が笑っていたら、詐欺師は「これがオレオレ詐欺だから気をつけてください」と言ったらしい。なんて、いい犯人なんだ。他の友達は不在や留守電で電話に出れなかったことを悔やんでいた。


ここまでを鑑みて、犯人は本当はホモで寝起きでお腹の空いてる人のために出前をとったり、善良な市民に詐欺に対する注意を促しているとても、優しいイイ人というプロファイリングが出来る。ただ、それだとKダマの件だけがつじつまが合わない。そこでたどり着いた結論!Kダマは本当に当て逃げをした。間違いない。家で寝ていたというのも怪しい。


500万請求されたのを逃れるために、本来、被害者のはずのベンツオーナーをオレオレ詐欺師に仕立て上げたのではないか。掲示板でKダマは自ら詐欺マニアを名乗っていたのも今となっては意味深だ。さっき、Kダマにメールで確認したら当て逃げしてないと言った。
たとえKダマが言うことが嘘でも俺はKダマを信じてやらなければならない。それが男と言うものだ。
皆さん、オレオレ詐欺に気をつけて下さい。

バカ二携帯電話ヲ持タセルコトヲ禁ズ

今更ながら電車内でのケータイについて。世間でアレだけ言われている上に電車内でも盛んに通話を控えるように放送しているにもかかわらず、いまだに平気な顔してケータイをかけている奴がいるから、俺は閉口してしまう。

 

大学の講義で4月、5月に車内でケータイで通話する人のパターンとして、地方から都心へ来たばかりの人が多いというのを聞いた。これは地方にいた頃に人の大して乗っていない電車などに乗っていて大きな声で話していても、誰にも迷惑をかけないし、注意もされないという習慣が人の込み合う都心に来ても抜けないでケータイで通話してしまうということによるらしい。ただし、これは新たな環境にその人が慣れれば自然に改善されると思う。問題なのは11月になった今でも普通にケータイで通話している奴がいることだ。このことはどうやって説明出来るのか?「これを考え説明せよ」という問題が大学の試験のボーナス問題みたいな感じで出たことがあった。俺は考えに考えた挙句、『バカの考えることに理由は無い。バカだからだ。』という答えを書いた。論文形式だったのでもうちょっと肉付けはしたが、頭も結論もこの答えでまとめた。

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地獄への道 〜バイト編〜

昨夜、至急必要になった25000円。土曜に今の持ち金8200円でお馬さん勝負するという選択肢もあったが、確実に手に入る金も保険として必要だと改心し、新聞の求人広告に入っていた、某大手パン工場の製造補助に応募を決意。日曜の新聞に入っていたので募集終了の可能性は大いにあったが、今日、1,2限を休み、受付開始の10時半に即電話。まだ、受け付けていた。俺としては今日から土曜の夜までやりたかったのだが、電話に出たオネェさんによると明日、明後日、明々後日しか空いてないとのこと。よって、明日、明後日の二日間に決定。それにしても電話で即採用なのね。恐るべき、来るものは拒まず精神。面接があると思って1,2限休んで損したな。これなら、学校から電話すればよかった。作業の手順も分からんが、明日、作業開始の一時間前に来て説明を受けてくれとのこと。一時間でいいのか?まぁ、いいか。これで一応25000円を作るというノルマは果たせそうだ。一安心だ。
ただ、パン工場の製造というのは俺の周りでもすこぶる評判が悪い。Tっ君がバイトした時は「イチゴのヘタ取りマシーン」にされたと言うし、Wジがバイトした時は「レタス洗いマシーン」にされた上に、周囲がブラジル人だらけという環境だったという。大きなシンクに水をためて並んでレタスを洗うそうだが、その並びがブラジル人、ブラジル人、Wジ、ブラジル人、ブラジル人というオセロだったらWジもブラジル人になっちゃうような並び順だったらしい。俺も自我を奪われオートメーションに組み込まれマシーンになるのだろう。『銀河鉄道999』で機械の体を欲しがった鉄郎がアンドロメダでネジにされかけたように俺もパン工場という名のアンドロメダを構成するためのネジに変えられてしまうのだろう。無間地獄だ。
今までクロネコで真冬気温2℃のときにマイナス15℃の冷凍庫の中でお歳暮の仕分けしたり、警備員のバイトをしてる時に女子中学生をカッターで切りつけた通り魔と遭遇したり、色々なバイト地獄を見てきたが今回はどうか。パン工場という無間地獄が目の前に広がっている…

バタ子さんと死と私

バタ子さん。不意に動画でアンパンマンのエンディングの歌を見たんだけどさ、そこで気付いた。バタ子さんってすげぇブス。だいたいバタ子って…
パンを買いに行く、家からわずか150mくらいの間に車に惹かれそうになった。横断歩道を渡っていたら、ウィンカーも出さずに曲がってきた軽トラにだ。とりあえず、運転手を睨み付けておいた。俺が紳助だったら殴ってるでぇ、ホンマ。しかし、死ななくてよかった。軽トラに惹かれそうになったのは二回目だ。一回目は今から5年前、高1の時だ。その日、登校しようとすると雨が降っていたので傘を差して家を出た。放課後、雨は上がっていた。友達の家に遊びに行くことになり皆で自転車を並べて走る。傘はハンドルに提げた。友達の家に近づき、ほとんど車の通らない広い道の真ん中を走っていた時だ。提げていた傘が前輪のスポークに挟まった。その瞬間、前輪がロックされ後輪が浮き上がり、前輪を軸に俺の体と自転車はタテに一回転した。

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満員電車で腕ひしぎ

多摩キャンパスには一年の時に必修の体育を受けに行ってた。多摩キャンパスは東京と神奈川の境界にあり、山の中に不気味に広がっている。正門から入ってすぐ横の駐輪場に原付を止めてグラウンドヘ行くのだが山の中だから坂の連続。しかも、かなりの距離がある。どれくらい離れているかというと、門からグラウンドまで学内バスが通ってる。間にはいくつか停留所があるし。バスは学生が多いのでほとんど乗ったことがない。多摩キャンパスに近づくと体の芯に響く寒さに襲われる。山の中だから市街地に比べて如実に気温が低い。俺は原付で一時間ちょっとかけて通ってたから冬は地獄だった。電車でも行けたんだけど、最寄の駅からさらにバスを使わなければならないのでやめた。

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